【ゆる~くレビュー】 Subsignal "La Muerta"
いやぁ。参った。
Twitterで何気なく目にしたアルバムが、本気で目頭熱くなるレベルだったよ。
個人的には、まったく知らないバンドだったのですがドイツのプログレッシブバンド、subsignalが今年出したアルバムです。発売は…ええと、5月?国内盤は…わからないけど多分発売してないかな。
ドイツのバンドと聞くとHELLOWEENやGAMMA RAYのようなパワーメタルのバンドが自動的に思い浮かぶ私。「やたらとメロディラインが日本人好み」という信頼感があり、興味を持ったので聴いてみたですよ。
いやもう、美しい!!
がーっつり泣かせにきますね、これ。
iTunesで検索して、ヒットしたアルバムジャケットを見て、「んー??」となったのですが(アートワークが中身と合ってなくない?いいの?これで正解なの??)、何曲か試聴して速攻で購入ボタンをタップするレベルのわかりやすい美しさ。
プログレらしい変拍子や細かいところにこだわりやテクニックも盛りだくさん…なんですが、前面に出てるストレートなメロディラインのおかげで全体的にはとてもわかりやすいですね。
変なとっつきにくさも癖もないので、誰でもすんなり聴けるんじゃないかと。
人を遠ざける要因があるとすれば、ジャケットだと思う(笑)。
じゃあ、行こうか。今回もまたピックアップレビュー。
#2 La Muerta
overture的な1曲目から続くタイトルチューン。
静かめのイントロから歌い出し。
めっちゃクリーンボイスときた!!毒っ気の強いジャケットはなんだったんだ!amorphisみたいなデスヴォイスじゃないのか!戸惑うわ。
サビのコーラスワークが見事ですねぇ。いやもう、ホントにきれい。
Aメロのボーカルの後ろに流れてる打ち込み系のサウンドも良いですね。
さほど複雑ではないのですが、サビではややリズムが入り組んでます。この辺がプログレらしさかな。シンセとギターのソロもそれぞれ非常に良いメロディですね。
#3 The Bells of Lyonesse
なんだろう、この曲のイントロ。
個人的にめちゃくちゃ郷愁を感じるのですが。
何度目かに聴いたときだったけど、ふと子供の頃遊んだ(というか、自分的にはちょっとした冒険気分だった)風景が鮮明に頭に浮かんでビックリした。
タイトルの意味はちょっとわからないんですが、物語に出てくる国の名前?かなにかみたいですね。んー、その物語をベースにした曲なんだろうか。
タイトルの意味はよくわからないけども、これも秀逸ですよ〜、メロディ。もう美メロ溢れすぎ(笑)。
私の子供の頃の記憶とこのメロディがどうリンクしてるのかわからないけど、なんか不思議ですね。ノスタルジックなメロディということなのかな。
#8 The Passage
タイトルチューンを押しのけて、アルバム1の良曲はこれだと思う。少なくとも私が一番直撃されたのはこの曲かな。
壮大な音で聴かせてからアコースティックの優しい流れに変わるイントロ。その後始まる歌メロのバックで流れるピアノの美しさといったらもう、この旋律だけで涙出てきそう。
これもサビのコーラスが非常に良いですよね。
もうなんていうか、なんてクリーンな声なのか。
元々はハスキーなヴォーカリストが好みなのですが、この透明感はそんな好みを度外視して気持ちが良い。
語彙力のなさでチープな感想になってるけど(笑)とにかく良いのです。
いつもなら、ピックアップした曲の動画でも貼ろうかって感じなのですが、良いMVが見つからなかった…。
YouTubeで検索すればいくつかは出てくると思うので聴いてみてくださいな。
(再生回数の少なさよww ひるまないで聴いてみてね)
こんなバンドがいたのかー。と驚きですね。
すぐに購入してしまった前作も良かったのでまたレビューします。このアルバムよりはややダークかな…。
このアルバムはキャッチーで聴きやすく、美しさでじーんと言わせてくれる1枚です。
美メロ好きならオススメ!