【ゆる~くレビュー】 Amorphis "Queen of Time"
突然ですが、リアルタイムに「呟く」系の発信はしないことにしました。
なんというかここ最近、スマホに依存しすぎ…というよりもはや支配されている感のある生活になっているなぁと思い始めてまして。
リアルタイム性を求めなければ、スマホ握りしめて生活してなくてもいいんだ、ということに気付いたですよ。
インスタも撮っておいてあとでまとめてアップとかでいいじゃんと思うようになったよ。
落ち着いて、文章とか写真とか考えてアップする方が私には合ってる。
どうしてそんな前置きをしたのか。
5月16日発売のAmorphisの新譜を今さらレビューしようとしてるからだよ。
発売から約1か月後という絶妙な出遅れ感でいっぱいのレビュー。
「ゆるく」と言い切っているだけはあるなww
Queenは女王蜂を意味しているっぽいよ
Queenという文字を見ると、大好きなパチ台のせいでトランプのQ図柄がすぐに頭に浮かぶ残念な仕様の私。
しかしこれは。このQueenはどうやら蜂さんの女王様のようです。
なにせ1曲目が「The Bee」、ラスト(ボーナストラック)が「Honey Flow」だしね。蜂しか思い浮かばない1枚となっております。
にしても、1曲目はタイトルだけ見ると可愛らしささえ感じるんだけど、デス声全開のゴリゴリした音なんだよね。なんでこれが蜂??
…スズメ蜂かな…。
うっかりミツバチを思い浮かべてたけど、なんか違うねこれ。
よく見たらジャケットにも蜂がいる!!
さらに、周りの模様が蜂の巣みたいになってるよ。データで買うとジャケットあんまり見ないから今初めて気づいた。
蜂の話はこのぐらいにしておこう
アルバム全体の雰囲気はここ最近の流れを踏襲しているといっていいんじゃないかな。
私がちゃんと聴いてるのは"Circle"からだけど少なくともそこからは(ベーシストが変わっても)大きな変化は感じない。
基本的なスタンスは同じ。ずっと同じ軸できているんだけど…今作はなんだかすごく大仰だよね。女性コーラスやオーケストラを使って壮大な仕上がりになっております。
初めて聴いたときはその壮大さに、ちょっとやりすぎじゃないかな~と思ったりもしたんだけど何回か聴いてるうちにこれでいいんだなと思うようになった。
オケやコーラスを上手く効かせて、デスヴォイスを少しマイルドに仕上げているような感じがするね。
最終的には「彼ららしさ」しか感じない安定のアルバム。ものすごく悪く言ってしまうとマンネリとも言えるとは思うんだけど、いつものamorphisを裏切らないことだってきっと重要で、だけど飽きさせないラインっていうのは難しいと思うんだ。
全曲レビューする気力はないから(笑)、これいいな〜と思った3曲をレビューすることにするね。
#4 The Golden Elk
ちょっと怪しい雰囲気のイントロの入り。
からの、amorphisらしさ全開のメロきたーー!!思わずニヤリとしてしまう。
グロウルの咆哮から入る歌メロは混ざるように自然にクリーンボーカルに切り替えて…声を使い分けるボーカルがすごく活かされてる。
サビと間奏部分の泣かせ方も秀逸。
#5 Wrong Direction
オフィシャルmvが公開されてます。
タイトルから察するに、ちょっとこれ…あれ?なんかもしかして怖い結末?なmvなんですが(笑)。
映像を気にせず聴きましょう。ほとんどクリーンボーカルのみを使っているので歌メロの良さが際立ちますね。
歌メロの裏でドラムがすごい良い仕事してます。これ好きだなー。
#7 We Accursed
このアルバムから3曲選ぶって条件でこの曲持ってくる人はあんまりいないかもしれない(笑)。良い曲だと思うんですけどねぇ。
こちらは逆にほぼデスヴォイスのみを使っています。
歌メロ、というよりは演奏にずっと悪魔のようなグロウルの呟きを乗せている感じなんですけどね。
ただ、その演奏されている音の美しさ。これにぜひ気づいていただきたいです。
少し前までグロウル苦手とか言ってた私ですが、まったくすんなり聴けますねぇ。
一瞬だけ出てくるクリーンな歌メロがナニゲに刺さってきますよ。
はぁ……
amorphisの来日公演、見に行きたかった…
(まさに今、彼らは来日中ですね)