【ゆる~くレビュー】Seventh Wonder "The Great Escape"
今季初めて、雪が積もりました。
我が生息地域は東北でありながら普段はほとんど雪が降らない地。
今回もおそらく街中はさほど影響がなかったものと思われますが、悲しいかな私の家はやや山間部。
今朝は冷えて固まった雪に埋め尽くされて外出不可能でした。お出かけ予定だったのに…。暇になったじゃないかー。
…というわけで書こう書こうと思いつつも先延ばしにされていたSWのアルバムをレビューすることに。
ええと…Tiaraが8年ぶりに出たアルバムということはこれは2010年の作品?
トミーの声が少し若いかな。表現力はもうこの頃から十分すぎるほど迸ってはいるけども、今の方がかなり熟練されている感はあります。KAMELOT効果かね。
それでかな、全体的にはちょっとだけあっさりした味付けのような感じがしますね。
ではではピックアップ~。
#2 Alley Cat
基本的にはミドルテンポの気持ちよいノリ。イントロが実はとってもテクニカル。
ところどころに面白いブレイクが入ってますね。これが良いアクセントになって少し弾むような音を作っています。ポップかつヘヴィ。そんな感じ。
歌唱パートは前半に関しては比較的淡々と歌メロを正確にトレースしている感じで「あれ?物足りないかな?」と思わせるのですが、間奏後の後半になるにつれ抑揚をつけて盛り上がっていきます。上手いねー。
これはMVがあったのですが、なんだろう…トミーがえらい垢ぬけてない感じがする(笑)。イケメンには違いないのですが今の方が断然良いオトコですよね(これもKAMELOT効果なのか…?)。
というか、MV自体がめちゃくちゃシンプルな作り…。
#4 King of Whitewater
繊細なピアノのイントロがとても素敵。そこへ重たい音が加わってくる展開で一気に引き込まれます。
これねぇ…サビが良いよね~。なんか、すごくこのサビのメロディが好きなのですよ。個人的にはすごい美メロだと思う。やみつきフレーズよ。
全体的にはこの尺の中でやるとちょっと散らかった印象になるんじゃないかなぁと思うくらい色んな要素が詰め込まれてるのだけど、流れが良いのか無理やりには感じないんですよね。たくさんのテクニックや要素をねじ込んでくるっていうんじゃなくて、色々やってるんだけど全部す~っとラストまで流れていくっていう。
間奏部分も非常に美しく、聴きごたえがあります。アウトロもナニゲに印象的。ですが。
サビが良いよねぇ…。なんといってもこの曲に関してはサビです。
#6 Move On Through
疾走感はあるけどヘヴィなイントロ。
とてもストレートでパワフルな展開なのでまっすぐ飛び込んできますね。いいですよ、こういうのももちろん好きですよ。
これも間奏が良いですね。
Seventh Wonderはどうしてもトミーの印象が強く出るバンドなので、注意して聴いてないとさらっと流してしまいそうなのですが(笑)歌以外の各パートの繊細な表現ももちろん聴く価値ありですよ。
このアルバムは7曲構成。ここまではさほど長いともいえない楽曲が並ぶので「ん?ずいぶん物足りないアルバムなのかな?」なんて思っちゃったりするわけなのですが…。
実はラストのタイトルチューンが30分越えの大曲(笑)。
きたかーーー、こういうのか。夢劇場さんばりの交響曲かよ!的なやつですよ。
大体想像はついていたんですが、もうね「トミー劇場」です。物語を読み聞かせるような優しい歌声から感情を叩きつけてみました的な表現まで何でもありです。
長すぎて私にはちょっとレビューが難しいので、興味を持った方はぜひぜひじっくりと時間をかけて聴いてみてください。
さてさてさてー。
今月はいよいよAVANTASIAとDREAM THEATERの新譜が出ますよー。AVANTASIAは円盤の方はもう出てるのかな?私はiTunes Storeでの配信待ちなのでもう少し…です。
楽しみで仕方ないのですが、この時期になぜかKAMELOTが2018年に出したアルバムを購入してしまった。
トミー様の魔力か…_| ̄|○
そんな感じなので、次のレビューは…KAMELOT?