【ゆる〜くレビュー】KAMELOT "HAVEN"
年末からガッツリはまってるトミー・カレヴィックが歌っているもう一つのバンド、KAMELOT。
名前はもちろん知っていたんだけど、ちゃんと聴くのは初めてだったりする。なんとなく、イメージでは重くてダークで妖艶な音だと思ってたんだけど、それは前ヴォーカリストのロイ・カーンについていたイメージだったのかも。
まあ、あの…爽やかなイメージではないですけど(笑)このアルバムを聴いた限りではそこまで暗くも重くもないかな。
というわけで。
これです。トミー加入後2作目のアルバム。KAMELOTがラウドパークに出演したのが確かこのアルバムをリリースした年。
ジャケット、良いですよね〜。キレイだしカッコいい。なんかテンション上がる(笑)。
アルバム全体の評価ですが、文句なしにカッコいいです。
一つ一つの楽曲は割とコンパクトであり、いわゆるキラーチューンと言えるような曲も特に思いつかないんだけど(強いて言えば、MVがあるLiar Liarかな…。)捨て曲もない構成。
全曲を通して、がっちりとした一つの世界観が作られてます。
歌メロが強いのはもちろんなんですが、演奏陣の音もすごく丁寧に作られてますね〜。
#2 Insomnia
私が抱いていたいわゆる"KAMELOTってこういうバンド"というイメージに一番近い曲かな。
どっしりした重いリズムに少し妖艶さを滲ませたメロディがのる…という。だけど、やりすぎてないですね。サビなんかはちゃんとキャッチーさも残してる。
トミーはSWでは比較的ストレートな歌唱をしているので、こういう歌い方もするんだな〜と。恐らくバンドの色に合わせてきているんでしょうね、さすがだと思います。
#10 Liar Liar
アーチエネミーのアリッサ・ホワイトグラズがゲスト参加してます。
アチエネのヴォーカリストってことで、アリッサといえばデスヴォイスのイメージしかなかったのですが、この曲ではとてもキレイなクリーンヴォーカルも聴かせてくれます。美しい歌声にちょっとビックリしちゃったよ(笑)。
哀愁を滲ませるメロディは全体的にとても美しいんですが、サビのメロディが胸に迫ってたまらないです。トミーが歌うサビメロも良いですが、アリッサが歌うサビもすごく良いですよ。なんかギューってなります(表現ww)。
MVもとてもカッコ良い仕上がりになってますので動画サイトでぜひ。
#12 Revolution
こちらもアリッサが参加。迫力のデスヴォイスで大きなインパクトを与えてくれます。
タイトル通り、革命を起こすんだという強さを感じる楽曲になってますね。
緊迫したぐいぐい押し込んでくる展開から一転、静かに丁寧に歌い上げる部分のトミーの表現がとても良いです。
オススメの一曲です。
なんか、定番の楽曲へのレビューになってしまった感があるなぁ。もう少しマニアックなとこ攻めれば良かった(笑)。
いやでも、本当に全体的にとてもカッコ良いんですよ。シャープな美メロをトミーは少し柔らかく歌っているんですが、そのバランスがすごく絶妙ですね。
#1と#14がもうね、"かなりカッコ良い系"なので全体のイメージがかなり上がります。
文句なしにおススメできる1枚ですので、機会があったらぜひ。